質の悪いカラコンはリスクが高い
瞳のカラーを変えられる、瞳を大きく見せられるのがカラコンです。
女性中心にカラコンでオシャレを楽しむ方が増えてきました。
しかしカラコンは色素で着色されています。
一部には色素が溶けて目に付着するというカラコンが見られたのです。
ネットでは綿棒でカラコンを擦ったら、色素が付いたという口コミもありました。
質の悪いカラコンを装着すると目に悪影響が出る恐れがあります。
検査の結果、基準値を超えており回収廃棄となったカラコンもあったため、安全性の高いものを選ぶ事が重要です。
厚労省が承認したカラコンを選ぶ
被害に合う方が増えてきたため、平成21年11月よりオシャレ用のカラコンも医薬品医療機器法による規制の対象となりました。
カラコンの製造や輸入を行うには厚労省による承認が必要です。
カラコンを販売するには販売業の許可と販売管理者の設置が必要です。
カラコンを購入する際にきちんと承認と許可があるかどうか確認したいところです。
色素が付着しないカラコンは?
キャストモールド製法で作られたカラコンは1枚のレンズの中に色素を閉じ込めています。
しかし質の悪いカラコンだと色素が漏れかねません。
裏側に漏れてくると、角膜に傷が付く恐れがあるため注意が必要です。
そんな時でも安心なのがサンドイッチ構造のカラコンです。
サンドイッチのように色素を挟み込んでおり、色素が目に付着する心配は少ないです。
その他にもフルキャストモールド製法というカラコンがあります。
この製法では色素を特殊ポリマーでコーティングし、1枚のレンズの中に入れています。
コーティングが色素の漏れを防止します。
サンドイッチ構造のカラコンより装着感が良いというメリットがあります。
幾ら安全性の高い製法でも不良品では色素が漏れだす恐れがあります。
変だと感じた時は装着せずに返品交換を求めた方が良いです。
質が高く安全性の高いカラコンでもコンタクトレンズとの重ね装着は行わないで下さい。